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プログラミング学習は自立への第一歩

2018/10/15

少し大げさな話ですが、世の中の人々を救うことを考えたときに、すべての人に手を差し伸べることは不可能だと気付きました。千手観音でさえも手は千本です。生活環境の差は個人差でもあります。最も効果的な方法は個人が個人の問題を認識し自立的に解決できることでしょう。そういう意味では人間も必死でなければなりません。

 

必死に生きるようとするとき、何かに依存して生きることを第一に考えるのは本末転倒です。自分の問題は自分の力で解決しようとしてこそ自立と言えるでしょう。さらに言えば、自分の問題を自分で認識できなくてはなりません。よく言われることですが、自分が欲しい情報は自分にしかわからないのです。俺が欲しいものをよこせ!と言うのはニーズではなく、わがままでしかありません。

 

一方、自分が欲しいものをよこせ!というのがまかり通る世の中なのであれば、それは過剰に保護された状態すなわち過保護状態で、わがまま言いたい放題ということになります。

 

一昔前は、無理でしたが、今では、欲しいものを自分で作ることが可能です。3Dプリンターもありますし、小型のパソコンもあります。すべては自分のアイデア次第なのですが、解くべき問題を与えられることしかない学校生活では、自ら問題や課題を発見し、それを解決しようとする方向に働かない。

 

自らやりたい方向性を見つけ、それを妨げている問題は何か、それを乗り越えるためにどういった課題を解決しなければならないのか。プログラミング的思考は学校で解くべき問題を与えられるのとは全く異なる、非常に重要な獲得すべき能力です。