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スクラッチカンファレンス2018東京に参加してきました

2018/10/22

スクラッチカンファレンス2018東京に参加してきました。これから教育に関する考え方はやはり変わっていくと思います。受験のための勉強ほどつまらないものはありません。せっかく勉強するのであれば、自分の生きる糧となる知識と経験を身に着けていくべきです。そういう意味では、プログラミングは総合的な学習となります。こうしたい!が原動力になり、その自ら課した課題を達成するための手法を調査し実現していくことが勉強となります。

 

2019年1月にScratch3.0がリリースされる予定ですが、Scratch2.0と大きく違う点は、2つあります。1つは、これまでスマートホンで閲覧できなかった作品が閲覧できるようになります。もうひとつは、microbit、レゴマインドストーム、さらには、ペッパー、ロボホンなどと連携することができるようになります。面白いのは、それらのデバイスを単なる出力装置として扱うのではなく、入力装置として使うことができることです。microbitであれば、紙のパイプに取り付け、傾きを検知するチルトセンサーを使って、ハンドルに見立てたり、ペッパーやロボホンであれば、音声入力装置として利用できたりします。

 

学校の勉強は与えられた問題を解く方法を教えるばかりです。社会においては、問題は与えられるどころか、その解答集なども用意はされていないのです。上司の考えを具現化することが解だと思っている組織もそれはそれで危うい。組織や社会において、ここが変だぞと感じるアンテナを持ち、もっとこうなっていれば良いのにと思ったら、それを実現するにはどうすれば良いかを調査し、実行、実現に移すことができる人材の育成をこれからの教育は担っていかなければならないと思うのです。