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CDROMドライブが無くて、USBブートできない古いパソコンに、Raspberrypi Desktopをインストールする

2020/01/16
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Windows7のサポートが切れましたね。最近のパソコンは、長く使えるので、ぜひ、Windows10にして、引き続き使ってあげてください。しかし、最新のパソコンの速さ、物理的な軽さには驚きです。スタイリッシュに使いたい方は、ぜひ欲しいアイテムの1つになることでしょう。

 

とは言うものの、先立つお金が無い。今では、プログラミングスクールの代表・講師である私の手元には、中古で購入したパソコンが何台もありますが、昔は、Raspberry Pi ZERO以下のパソコンが何十万円もしたのですから、今では夢のような話です。それにしても技術の進歩は、思いのほか早かったですね。

 

そんな、パソコンがなかなか手に入らない時代を過ごしてきた私には、パソコンを捨てるなど勿体なくてできません。何とか活用することができないかと調べていると、Linuxをインストールして使うのが一般的とか。なるほど、さらには、パソコンにインストールするRaspberry Pi Desktopなるものがあるんですね。

 

そんなわけで、古いパソコンにRaspberry Pi Desktopをインストールして使っていたりするのですが、古いパソコンの中には、CDROMドライブがついておらず、かつUSBメモリからの起動ができないパソコンあります。外付けのCDROMドライブがあれば良いのですが、なんせ古いパソコンなので、外付けのDVDドライブでは起動しなかったり、中々手ごわい。

 

普通であれば、この時点捨ててしまうのでしょうが、技術者根性というべきか、貧乏根性というべきか、何とかしてOSをインストールする方法は無いものかと、頭を捻るわけです。一旦、HDDと取り出して、そこにインストールDVDのイメージを焼き、パソコンに戻して起動してもダメ。やっぱり、ヤフオクで、CDROMドライブかフロッピーディスクドライブを買うしかないか…。

 

しかし、BIOSのBootメニューを見るともうひとつの選択肢があるではありませんか。PXEネットブート。OSをインストールする側のパソコンをクライアントとして扱い、サーバー(ホストコンピュータ)からブートするためのイメージをダウンロードして起動するのです。ということは、サーバー(ホストコンピュータ)を用意すれば良い!

 

さて、インターネットで色々調べ、Linuxパソコンに、DHCPとTFTPとHTTPをインストールするようなのですが、肝心のDHCPが起動しません。恐らく、単に設定が悪いのだと思うのですが…と、さすがにあきらめかけたときに見つけたのが、AOMEI PXEブート。これをWindowsパソコンにインストールして、起動するだけでPXEネットブートのホストコンピュータになってしまうようです。

 

いやはや、大成功!AOMEIさん、素晴らしい!しかしですね、Raspberry Pi DesktopそのものをPXEネットブートで起動させようとしましたら、失敗しました。インストール画面になる直前で、ネットワークが切れてインストールができなくなってしまうのですね。

 

しかし、先に下調べをして知っていました。BIOSにUSBメモリ起動が無くても、USBメモリ起動ができるようになるツールあるのです。Plop Boot Manager 5.0、こちらの plpbt-5.0.15.zip をダウンロードし、Zipの中身から plpbt.iso を取り出し、AOMEI PXEブートで、これをブートイメージとして設定します。さらに、USBメモリには、Raspberry Pi Desktopの起動イメージを作成し、インストールしたいパソコンに挿しておきます。これで準備完了。

 

AOMEI PXEネットブートをスタートして、クライアント待ち受け状態にし、クライアント側のパソコンの電源を入れる…と、PXEネットブート成功!Plop Boot Manager が立ち上がりました。操作を慌てず、ひと呼吸おき、USB起動を選択すると、Raspberry Pi Desktop のインストール画面が出てきました。古いパソコンなので、インストールに少し時間がかかりますが、無事にインストールすることができました。

 

もちろん、お金をかけると良いものが手に入りますし、時間もかかりませんが、技術も知識も経験も達成感も手に入りません。手が届きそうなものは、あきらめず、頑張ってみる。今は無理でも、あとでできるようになるかもしれません。何というか、すぐに便利なものが手に入るようになった世代は、あきらめが早いような気がしてなりません。自分で、知識と技術を手に入れる貪欲さをもっと持って欲しいです。古きを知り、新しきを作り出して欲しいと思います。