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「やらされ感」を超えて:本人の「生きようとする力」を育む教室
2025/10/27
当教室では、生徒さんの自主性を引き出すにはどうすれば良いかについて考え、実践しています。プログラミングは、具体的なゲームを作りたいなど実現させたい目標や目的がある場合にはとても有効です。最近は、具体的な目標や目的は無く、習い事としてのプログラミングを期待して来校される生徒さんが多い気がします。実は、ゲームは自主性を引き出すにはうってつけです。まずゲームをやるためにはそのルールを理解しなければなりません。そして、クリアするために操作しなければなりません。さらに、クリアに向けて継続して頑張ります。見るもの聞くものすべてが新鮮ですから、その欲求が大きな動機となります。残念なのは語彙が増えにくいことかもしれません。しかし年齢相応の知識と経験の積み上げによるところが大きく、仕方のないことかもしれません。また、勉強にしろ習い事にしろ、やらされている感覚が大きいと自閉的になりがちです。そこから抜け出る他への興味喚起は、本人の生きようとする力とタイミングしかなく、本人本意です。