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「強制された学びは身につかない」講師がプログラミングを教え込まない理由と、対話を重ねる意味

2026/08/24

「プログラミング教室に通わせているけれど、本当にこの子の力になっているのだろうか」

「将来のためにスキルは身につけてほしいけれど、勉強嫌いになってほしくない」

習い事や日々の学習において、こうした葛藤を抱えられている保護者の方は少なくありません。情報教育の重要性が叫ばれる昨今、世の中には「いかに早くコードを覚えるか」「効率よく資格を取るか」を謳うスクールがあふれています。

しかし、当教室では生徒に無理やりプログラミングを教え込むことは一切しません。

なぜなら私自身、過去の経験から「誰かに強制されて学ばされた知識や技術は、絶対に自分の血肉にはならない」ということを、身をもって知っているからです。

今回は、当教室がなぜ「教え込まない指導」を貫くのか、そして講習の中で最も大切にしている「生徒との対話」について、私自身の教育に対する確信をお話しさせていただきます。

 

1. 最も重要なのは「動機」と「自主性」である

どのような学問や技術であっても、伸びる生徒に共通しているのはたった一つ、「自ら学びたい」という明確な動機と自主性を持っていることです。

大人から「やりなさい」と指示されて書いた100行のコードと、自分自身が「これを作りたい!」「このエラーを解決したい!」という一心で試行錯誤して書いた10行のコード。成長の糧になるのは間違いなく後者です。

強制された学習は、指示がなくなった瞬間にストップします。しかし、自主性から芽生えた学びは、誰に言われずとも自分で調べ、壁を乗り越え、どこまでも深く潜っていきます。

この「なぜ学ぶのか」「なぜこれを作るのか」という問いを掘り下げていくプロセスは、結局のところ、「自分はなぜ生きるのか」「どのように生き(生活し)たいのか」という人生の根本的な問いに向き合うことと同義なのです。

 

2. プログラミングは「生きるための思考法」だが、それだけでは不十分

誤解していただきたくないのは、私自身プログラミングの価値を誰よりも高く評価しているということです。

プログラミングは、将来の選択肢を広げ、仕事を得るために極めて有利な技術です。また、複雑な問題を細分化し、論理的に手順を組み立てていく「プログラミング的思考」は、変化の激しい現代を生き抜くための非常に強力な武器になります。

しかし、プログラミング“だけ”ができれば人生が豊かになるかと言えば、決してそうではありません。

技術や思考法は、あくまで人間が生きるための「手段」であり「工具」に過ぎません。その根底には、学校生活やご家庭での人間関係、日々の失敗や発見といった「日常の暮らし」という基礎が不可欠です。

  • 生きるために、学ぶ。

  • 学ぶために、生きる。

  • そして手に入れた知識と経験を、実社会や誰かの役に立てる。

この循環が生まれたとき、学びは初めてその人の本当の「生き甲斐」に変わります。日々の生活という土台があるからこそ、プログラミングという技術が活きてくるのです。

 

3. 講習で最も重視している「対話の内容とタイミング」

自発的な動機を引き出すために、私が日々の講習で最も大事にしているのが「生徒との対話」です。画面に向かってひたすらコードを打たせるのではなく、言葉を交わすことを何より重視しています。

ただし、ただ雑談をすれば良いというわけではありません。私が常に気を配っているのは、対話の「内容」と「タイミング」です。

例えば、生徒同士が夢中で会話している中に、私が知らないゲームの仕組みや最新のトレンド、若者の間で流行している言葉が出てくることがあります。

そんな時、私は絶対に会話を遮りません。流れが一段落し、言葉の切れ目が訪れた絶妙のタイミングを見計らって、一人の人間として素直にこう尋ねます。

「さっき言っていたそれ、先生は知らなかったんだけど、どういうことか教えてくれる?」

ここには、教育者として生徒に身をもって示したい2つの重大な意図があります。

① 大人がすべてを知っているわけではないと示す

子どもたちは無意識に「先生や大人は何でも知っている正解の持ち主」だと思い込みがちです。しかし、私たちが知らないことを素直に教わる姿を見せることで、「大人だって知らないことはたくさんあるんだ」「わからないことは恥ずかしくないんだ」と実感してもらえます。これにより、失敗や質問を恐れない関係性が生まれます。

②「疑問を持ったその場で聞く」姿勢を見せる

「あとで調べよう」「また今度聞こう」と後回しにすると、疑問の熱量は冷め、二度と知る機会を得られないことが多々あります。「聞くべきタイミングを逃さない」という学びにおいて最も重要な姿勢を、私自身が目の前で実践して見せているのです。

 

4. AI時代だからこそ求められる「本質の学び」

現代は、わからないコードがあればAIや検索エンジンが一瞬で答えを教えてくれる時代です。単なる丸暗記や、型通りの文法学習の価値は薄れつつあります。

だからこそ、これからの時代に最も価値を持つのは「問いを立てる力」であり、「自ら学びに向かう姿勢」です。

当教室は、知識を上から一方的に流し込む場所ではありません。対話を通じて生徒一人ひとりの興味の芽を見つけ、自分の頭で考え、エラーと向き合い、自走していくプロセスを伴走する場所です。

現在、当教室には小学4年生から中学3年生、そしてオンラインで受講する中学生や高校生まで、幅広く個性豊かな生徒たちが通っています。学年も住む場所も画面の有無もそれぞれですが、全員に共通しているのは「自分のペースで、自分の意思でプログラミングと向き合っている」ということです。

「うちの子に、表面的なスキルだけでなく、一生モノの主体性を身につけてほしい」 「誰かに指示されるのではなく、自分の力で考えて行動できる人に育ってほしい」

そうお考えの保護者様は、ぜひ一度ご相談ください。対面・オンラインを問わず、一人の人間として対話を重ねながら、お子様が自走していくプロセスを全力で伴走いたします。